こんにちは。韓国情報発信室、韓国大好き管理人ゆえなです。
1980年5月18日がどんな日か知っていますか?
この日は韓国の民主主義への一歩を踏み出した日です。
この第一歩は、韓国現代史でもかなり重要な出来事でした。
そしてその舞台となった場所は光州(クァンジュ)と言います。
そんな韓国の民主化の象徴とも言える光州(クァンジュ)の意外な観光スポットをご紹介します!
目次
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光州(クァンジュ)の位置と歴史は?
光州(クァンジュ)は韓国の市の中で6番目に人口が多い大都市です!
ソウルからは約300キロあり、車やバスでは3時間半、KTXを使うと約1時間40分で行くことが出来ます。
西南地方の中心地だから、高速バスや高速列車がたくさん走っていて移動は便利な方です。
光州と言えば何より民主化運動の象徴です。
軍部による軍事クーデターに抵抗する動きが全国の各地であり、1980年5月18日に光州で大規模の抵抗運動が起きたのです。
この事件は数多くの死傷者が出ることになった韓国現代史の最大の悲劇ですが、軍事政権の真相を全世界に暴くことになり、韓国社会が真の民主主義へと一歩前進できたとても重要な事件です。
その後、世間ではこの事件が起きた日付から518民主化運動と呼ぶことになりました。
光州にある5・18国立墓地は今でも光州の中で外部からの訪問が一番多い場所になっているし、ここに行き来するバスの番号も518番になってるの。
光州という場所は、韓国国民の心に現代韓国社会の故郷であり、民主化の聖地としての位置づけすることになりました。
でもその革命、抵抗と言ったイメージがあまりにも強すぎるからか、他のイメージも付けようと芸術の町というイメージの宣伝もしています。
その一つとして1995年から開催している光州ビエンナーレという国際美術展があります。
この光州ビエンナーレは2016年で11回目の開催を迎えることになり、2001年から初開催した横浜のトリエンナーレよりも6年も長い歴史があります。
工業都市としても発達していて、代表する産業は全国生産額の約25%を占める自動車産業です。
光電子の最先端産業はソウルではなく光州が主導しています。
アシアナ航空を所有する大手企業の母体となったクムホ高速の本社もこの光州にあります。
光州(クァンジュ)にあるペンギン村が話題?
光州にはそのイメージと結びつかない、ペンギン村と呼ばれる場所があるの!
ここが光州でのおすすめスポットなんです!
なんでペンギン村っていうのはよくわかんないんだけど。誰か知ってるかな?
この村は火事で全焼した家の跡地にできたゴミの山から、村の村長がジャンク品で作った作品を集めたのが始まりでした。
村の中にある建物はみんな古いものばかりですが、あっちこっちはジャンク品で作ったとは思えないような作品でいっぱいです。
古い時計がいっぱい飾ってあったり、シンデレラのかぼちゃの馬車もあったりします。
古くて小さな飲み屋さんの前には凸凹の鍋が十個以上も飾ってあるの。
飾ってある作品にペンギンが多いとかかな?(まだ名前の由来を推理してるんだけど…わからない)
それに、この村に飾ってあるのはジャンク品だけではありません。
美術を専攻している学生たちが寄付した作品や、ジャンク・アート体験プログラムで子どもたちが作った作品も多くあります。
このジャンク・アート体験プログラムはもちろん誰でも参加できます。
この村の楽しみ方は歩いて見るだけではありません。
月に2回の頻度でストリート公演も行われてるの。
ジャンク・アートを背景に古い村の中で行われるバンドの演奏会はここの独特な風景の一つとなります。
このペンギン村がある場所は、楊林洞(ヤンリムドン)という町なんだけど、昔この町は外国から来た宣教師たちが多く暮らしていたようです。
なので、古い韓国の家屋と欧米式のレンガの建物が共存していて、異文化がミックスされた、とてもおもしろい風景をしてます。
古い教会や外国人墓地もあるので、まるで横浜の元町とか神戸みたいな雰囲気が感じられます。
ペンギン村を含むこの楊林洞(ヤンリムドン)の全体をめぐるツアープログラムもあるくらい、この町は見るものが多いの!
ここまでのアクセス方法はKTX光州松汀(クァンジュソンジョン・광주송정)駅から光州1号線で南光州駅まで移動し、徒歩約10分です。
光州は韓国民主化の象徴的な場所なので、その歴史を知ることが出来たり、全く違った印象として芸術を感じられる場所でもあるので、ぜひ訪れてみてくださいね。
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